しまちゃん。


「ある意味便利な雑用係」。
 それがエレメンツの現実の立場である。
 特に直属の上司ラムサスが長期任務に入ってしまうと、彼女たちにいいつけられる他所の雑用は、連日彼女たちの机をいっぱいにした。
「少しは断らんかセラフィータ!」
「だってえ。あとであんなこともできないって、言われるよー?」
「かまうな、そんなこと!」
 ドミニアがセラフィータを怒鳴りつけていると、ケルビナが軽くうち微笑んで言った。
「まあいいじゃない。だって断って暇作って、その間何するの?人の役にたって皆に恩売ったほうがいいじゃないの。」
 ドミニアはちらっとケルビナに目をやって、ふん、と鼻を鳴らした。
「…座って電話してるだけの奴は楽でいいな?ケルビナ。何だって面倒な外回りは私とトロネに押し付けて。」
「だって仕方ないじゃないの。私以外の人は電話取りひとつできやしないアウトローなんですもの。貴方たちが電話の相手を怒らせなかったことが今まで一度でもあって?」
 ドミニアが悔しそうに歯ぎしりしているところへ、また電話があって、ケルビナが「ウソ声」で応じた。トロネもむっとした顔でケルビナを見ている。セラフィータだけが陽気だった。
「仕方ないよね!ケルビナちゃん毎日アレの日な性格だもん!みんなが我慢してあげなくちゃ!ケルビナちゃんだって好きで産まれてきたわけじゃないからね!」
ケルビナは電話はウソ声のまま、カッと目を開いてセラフィータを振り返った。その瞬間セラフィータの上着がケルビナのエーテルで八つ裂きになり、幼い顔に似合わない豊満な乳房がぽろっとこぼれでた。
「キャーッ!!ケルビナちゃんのエッチ !!」
 思わず座りこんで胸を隠すセラフィータ。
 電話を置いたケルビナは「無駄な巨乳だわ。」と吐き出すように言ってから、気をとりなおしてドミニアにメモを押し付けた。
「…キスレブに出張よ。バトリング委員会の汚職の監査に同行。4日間ですって。よろしくね、ドミニア。」
「また私か?!」
「でかくて威圧感のあるのを貸してくれ、ですって。」
 ドミニアはムカーッとしたが、言い返せなかった。ドミニアの他はみな「はんなりした美少女」ばかりだ。
 仕方なくメモをむしり取り、部屋に戻って荷造りをした。

+++

 キスレブに降りる船の中で、トロネが通信を入れてきた。ドミニアが用件を聞くと、ケルビナが後を追って行った、という。
「なんでだ?」
 ドミニアは尋ねたが、電波状態が悪くて、それ以外のことは伝わらなかった。
 キスレブについて一時間ほどで、ケルビナが合流した。バト委とは話がついていたらしい。とがめる者はいなかった。
「…なんかあったのか?」
「…あとでね。」
 答え保留のまますぐに初日の仕事がはじまった。
 食事の間ももらえずに立ちっぱなしで初日が終わったとき、既に外は真っ暗だった。
 バト委は二人の宿泊の手配をしてくれていなかった。これから自分で捜し、決まったら報告しろ、と傲慢な言い種だった。監査委はバト委の用意した宿にとっとと引き上げて行った。
「なんちゅう無責任な。…もっと早く言ってくれれば明るいうちに手配したものを。今更宿などあるか!」
 ドミニアが憤慨して言うと、ケルビナが言った。
「…ごめんなさい。このあいだトロネもやられたのを思い出して、慌てて本国で手配しようとしたのだけれど、すごく電波が悪くて、地上に通じなかったの。それでさっき降りて来て、地上で手配したわ。だから大丈夫。行きましょ。」
 それを聞いてドミニアは驚いた。…わざわざそんなことのために、ケルビナがきてくれたとは。
 お嬢様育ちで少し他人を小馬鹿にしている観のあるケルビナだったが、責任感はとても強くて、仕事もてきぱきしていた。
「なんだ、決めておいてくれたのか。有難う。…でも、それなら今、奴らに報告したほうがよかったんじゃないか?」
「…ふん、午前3:30ころに予約かけてメール音鳴らしてやりましょ。思い知らせてやらなきゃ。」
「…ま、それもそうだな。」
 二人はあははと笑って宿へ向かった。

+++

 ケルビナが決めた宿はそう悪い宿ではなかった。地上であることを思えば「上等」と言ってもいいくらいだ。
 しかし部屋に入ったとき、ベッドの上に大きなシマシマ猫が丸くなっているのを見て、ドミニアは呆れた。
「内儀、これは…置き物か?生きているようだが。」
 内儀さんはぎょっとして猫をみたが、慌てたところを見せたら値切られるとでも思ったのだろう、こう答えた。
「ええ。置き物でございます。お休みの際にお邪魔でしたら、床に下ろしてお休みくださいませ。」
 そんなことを言ってすましている。
 ドミニアもケルビナも内儀さんの必死の応対が可哀想になり、猫の件はそれ以上追及しなかった。
 内儀さんが退室すると、ケルビナが言った。
「…勝手にはいってきたんだもの、放っておけば勝手に出ていくわよね。」
「…いいじゃないか、別に、いたって。」
「ええっ、でも不潔だし…こんな大きいのよ?噛みつかない?肉食なのよ?」
「なんだ、猫に触ったことがないのか、ケルビナ。」
 ドミニアがニヤニヤ笑うと、ケルビナは気を悪くしたらしかった。フンと向こうを向いてしまい、とっとと空いてるほうのベッドに歩み寄ると自分の荷物を投げ付けた。 
「お風呂、お先に。」
 さらにそう言うと、タオルを掴んでバスルームに入ってバタンと戸を閉めた。
 その音で、シマ猫は目を覚ました。
 ふあーと大きく口を開けてあくびをし、立ち上がって前足をのばし、そして後ろ足をのばした。
「…お早う。」
 ドミニアが声をかけてそのベッドに座ると、猫はうぎゅ、と変な返事をした。そして熱心に毛づくろいしている。
「ここの猫なんだろうな、やっぱり。」
 けづくろいが終わったところで抱き上げると、ものすごく大きくて重い猫だった。
「でかいなあ!よく育ったものだ。よしよし。」
 膝にのせるとモチのようにのったりとのっかった。そして低い声で「にゃ〜」と鳴いて、ドミニアの膝の上で落ち着いている。
「またとびきり大人しい猫だな…。」
 よく太った背中のあたりを撫でてやる。毛はすべすべしてつややかだった。ドミニアの手に、気持ちよさそうに目を細めている。
 しばらく猫を撫でていたドミニアは空腹を感じて、食事を運んでもらえるようフロントに電話をかけた。ちょうどそのとき、ケルビナが風呂から出て来た。ドミニアは電話が終わった後、猫の両手を持ちあげて猫を立たせると、ケルビナに向かってコイコイさせた。
「ケルビナ〜、ほら大丈夫だぞ〜。」
「にゃ〜。」
 なぜか猫もいいタイミングで声を発した。
 ケルビナは少し怯えているのか、鞄から着替えをひっぱりだして部屋の隅っこへにげて行った。
「…しょ、食事に行ってる間にでも、出て行くわよねきっと。」
「食事ならここにもつてきてくれって電話したぞ。」
「ええっ!?」
 ケルビナはこの世の終わりのような顔をした。
「…別に怖くないぞ、ケルビナ。猫のツメは鋭いが、おまえのツメよりもうんと小さいのだし、確かに肉食だが、胃のキャパシティから言って、頑張ってもお前を食い切ることはできない。」
「で…でも、病気をもっているかもしれないし、噛みつかれたとき免疫のタイプがあわなかったら、アレルギーで死ぬことだってあるのよ。」
「かみつかないさ。こいつはとびきり大人しい猫だよ。ほら。」
 ドミニアが腹をそっと撫でても、猫は「うふん」という顔のまま動かなかった。ドミニアが猫を自分の方に向けて、胸に抱くと、ドミニアの首のあたりに顔をよせてごろごろ喉を鳴らした。
「…こんなに慣れてる。人間好きの猫なんだ、きっと。」
 ドミニアは目を細めて猫を撫で回した。猫もたいそう御機嫌だった。
 ケルビナは部屋の隅でそそくさと着替えを身につけると、ドミニアのベッドから離れたところに椅子を持って行ってすわった。よほど怖いらしい。
 確かにこの猫は普通より大きいが、そこまで嫌わなくてもいいだろうに、とドミニアは思った。
 ドミニアは猫をベッドに下ろすと、軽く溜息をついて立ち上がった。
「…じゃ私も風呂にはいろっと。」
「え…」
 ケルビナが抗議じみた短い声を出した。ドミニアはチロっと振り向いて言った。
「私に風呂に入るなというのか?」
 ケルビナは動揺した。
「そ…そうじゃないけど。」
 ドミニアはわざとケルビナを放っておいて、ホテルのバスタオルを掴むとバスルームにのんびり歩いて行った。
 バスルームのドアが閉ると、ケルビナは途方に暮れた顔で、ドミニアのベッドのうえの「でろーん」と寝そべっているシマシマを見た。シマシマはドミニアがいなくなっても御機嫌で、ベッドの上でひっくりかえったり毛づくろいしたりしている。
 そうこうしているうちに食事が届いた。ドミニアはバスルームから「ケルビナ頼む」と言った。ケルビナはおっかなびっくりベッドのそばを通って戸口に近付き、覗き窓を見てからドアを開けた。
 入って来たボーイ達はテーブルを移動してテーブルクロスで覆い、そこに運んで来た料理をきれいにならべた。ケルビナはその喩えようもないいい匂いに、やっと自分が空腹であることを思い出した。キスレブは食い倒れの国と言われていて、料理文化は本国に勝る。ラムズたちの際限のない食欲が産んだ珍しい料理のかずかずにうっとりぼんやり見とれるうちに、うっかりケルビナは猫の事をわすれていた。ボーイ達が皆出て行ってからはっと思い出したが、後の祭だ。 
 ケルビナは猫のことは諦めて食事の席につくと、ドミニアが来るのを待った。
「…きゃっ!」
 突然足になま暖かい毛皮がぶつかってきて、ケルビナはびっくりして身を縮めた。
「うにゃ〜。」
 ハスキーな鳴き声。
 テーブルの下を覗き込むと、シマシマの物体がケルビナの足にすりすりしていた。
「ど…どうしよう。」
 ケルビナは地蔵よろしく固まってしまった。
 猫のほうは御機嫌で、ごろごろ喉を鳴らしている。
 そして椅子の下をくぐって出てくると、ひょいとケルビナの膝に飛び乗った。
「きゃあああ!」
 …本人はそう悲鳴を上げたつもりだったが、声は出ていなかった。
 猫はずっしりと重かった。
 けれども、機嫌よくケルビナの上に乗ってうずくまったままだ。少し喉を鳴らす以外はまったく動かない。
 ケルビナは少し冷静さをとりもどし、まず猫を持ち上げて床におろそうとした。
 しかし何故かどうしても持ち上がらない。あまりの重さに足がしびれてきた。
「…困りましたわ…」
 持ち上げようといろいろ腐心している間に、ケルビナは猫に触り慣れた。
 さっぱりどける気がないらしいので、その太った背中をそーっと撫でてみた。…すべすべしていて、毛皮が気持ちよかった。
「…いい毛皮着てるのね、お前。」
 そっと話し掛けてみる。
 猫は別に返事はしない。
「ここの宿の猫なの?」
 猫はうずくまっているだけだ。
「…いつもどこかの部屋に居座っているの?」
 すると突然猫はケルビナの膝の上でごろりと転がった。ケルビナがびっくりしていると、仰向けになって前足を縮め、ケルビナの顔をじっとみた。…ケルビナはわからなかったが、「遊んでv」のポーズだった。
「え…?えーと、ご、御飯?…そういえばおなかすいたわ。ドミニアまだかしら。長風呂だこと…」
 ケルビナはそんな見当外れなことを言って、コホンと咳払いした。
 猫はのんびりとケルビナのひざにひっくりかえったまま、じっとケルビナを見続けている。
「…ねえ、重いわ。」
 ケルビナは不平…というよりは泣き言…を言ったが、猫はケルビナのひざの上でくつろいだ呼吸にふくらんだり縮んだりしている。
 ケルビナは溜息をついた。
「…いやね…わたし文句ばかりね。…そう思っているんでしょう。…意地悪で冷たいって。もっとだっこしてくれればいいのにって思ってるんでしょ?」
ケルビナがおずおず猫を撫でると、猫はごろごろ言った。
「…いいのよ。だってみんなそう言うんだから。…きっとそうなのよ。…セラフィータなんか『いつもアレみたい』だって。…わたしそんなにいつも意地悪いのね。」
 ケルビナはまた溜息をついた。
 すると猫はケルビナのひざのうえに起き直った。
 そして前足でケルビナによじのぼると、ケルビナの顔をちょっと舐めた。
「…まあ。…優しいのね。」
 ケルビナは少しにっこりして、シマ猫の背中や頭をなでた。
「…うふふ、すべすべね。」
 猫はケルビナの膝にごろんと座って、すっかりくつろいでいる。
 やっと風呂からドミニアがでてきた。
「おお、仲良くなったな。でかしたぞシマちゃん。」
 ドミニアは勝手につけた名前で猫を呼び、歩みよってきて猫をがしがし撫でた。

+++

 地上での仕事は4日間に及んだ。その間二人はこの宿に泊まり続け、猫は二人の部屋に居座った。最初はあれほど怯えていたケルビナだったが、しまいには四六時中「しまちゃん」を抱いている有り様で、呆れたドミニアが「腕が太くなるぞ」とからかったりするほどだった。すると
「猫っていいわね。」
 ケルビナはそう言って、「しまちゃん」のずっしりとした重みを幸せそうに抱くのだった。
 ハードだったバト委の監査作業も大方済んで、4日目の後半あたりで、「そろそろお前たちは帰って良い」とまたしても傲慢な調子でいわれた。普段ならその瞬間に帰りの船の手配をするのだが、二人はどちらともなく、もう一泊して明日帰ろうと言い出した。しまちゃんにお別れしようと思ったのだ。
 しかしどうしたことか、宿に帰ってもしまちゃんはいなかった。内儀をつかまえて尋ねてみたものの、知らないという。
「…あれはうちの猫ではございませんので。…ときどき勝手におりますが。」
 そう言われて二人はびっくりした。毛並みもよかったし、あんなに太っていたし、どこかの飼い猫なのは間違いない。てっきりここの猫だと思っていた。
 宿の中をあちこち探したが、しまちゃんはどこにもいなかった。
「…だが、よかったかもしれない。お別れしなくて済んだからな。」
 ドミニアが言うと、ケルビナは少しうつむいた。
「…わたしはお別れしたかったわ。…もう一度しまちゃんをだっこしたかったわ。」
「そう落ち込むな。…じゃあ今日は一緒に寝てやるから。」
「いや。ドミニア寝相悪いもん。」
「そーゆーこと言うからシマにしか仲良くしてもらえないんだぞ。」
 ドミニアがなにげに言った言葉はケルビナの耳に突き刺さった。
「シマちゃんだけ仲良くしてくれれば十分よ! あんたたちはせいぜい無駄にでかい胸同士で仲良くするのね!」
「…なに突然逆上しているんだ。わからんヤツだなお前は〜。」
「ほっといてよ!」
「…まったく男の目がないとおまえ露骨にぎすぎすするよな。男の前ではやたらにお淑やかなくせに。…わたしも男に産まれるんだった。あーあ。…じゃせいぜい寂しく一人で寝ろ。お休み。」
 怒髪天を突く勢いのケルビナを残して、ドミニアはとっとと眠ってしまった。

+++

 ケルビナはドミニアが眠った後、やっぱりしまちゃんがいないかと思って、部屋を抜け出し、もう一度宿をひとめぐりした。そうしたらなんとフロント横の彫刻の足下でのんびり毛づくろいをしているのを、夜遅くなってから見つけた。
「しまちゃん!」
 ケルビナが駆け寄ると、ハスキーな声で「にゃ〜」としまちゃんは鳴いた。
「しまちゃん、会えてよかった!わたしたち、明日になったらお空に帰らなくちゃいけないの。」
 ケルビナがなでなでして言うと、しまちゃんはじーっとケルビナを見つめた。
「…もう会えないけど、元気でね。」
 しまちゃんはケルビナに撫でられて、少しごろごろ言った。
 だがいつものようにまったりケルビナに甘えることはなく、のそっと立ち上がると、玄関から出て行った。
「あ…しまちゃん。」
 声をかけるとしまちゃんは一度だけ戸口で振り返り、低い声で「にゃ〜」と応えた。…それっきり、後ろを振り返らずに出て行ってしまった。
 ケルビナは急に悲しくなって立ち上がると、走って部屋に戻った。
 部屋ではドミニアが行儀よく「気をつけ」の格好で眠っていた。…ケルビナに寝相が悪いと言われたのを気にしていたのだ。ケルビナはそんなドミニアをゆさゆさとゆさぶって起こした。
「ドミニア、しまちゃんがいっちゃったわ。」
「…うーん。」
 ドミニアは眠そうにうなった。
 ケルビナは一生懸命言った。
「しまちゃんいっちゃったの。」
 するとドミニアは薄目をあけて、ばりばりと頭を掻いた。
「うーん。やっぱり一緒に寝るのか?」
「…うん。」
「…」
 ドミニアは眠そうに寝返りをうち、ケルビナの場所をあけてくれた。
 その直後ちょっとした事故があり、非常ベルの音で眠る間もなく叩き起こされた。
 バトラーの使っていたギアが暴走したとかで、二人の泊まっていた宿につっこんできたのだ。
 二人の泊まっていた部屋は幸い直撃を免れたものの、火災が起こって、二人はそのまま避難した。ドミニアは寝間着にガウン、しまを探し回っていたケルビナにいたってはちゃんと外出着だった。まだ寝入る前だったので、二人の避難は迅速だった。
 幸い蒸気の町キスレブは深夜薄着で外にいても寒いということはない。炎上する宿を少し離れたところから見ていると、そこからさらに少しはなれた屋根の上を、シマシマの丸いものが歩いていくのが見えた。
「…しまだ。…猫は災害を予見するというが…本当だったのだな。」
「…しまちゃん…助けてくれたのね…」
 火災は5人の死者と30人のけが人を出したが、二人は無傷だった。

+++

 ケルビナはソラリスにもどったあと、エレメンツの高給のありったけをつぎこんで一匹の子猫を買った。
 その猫は「しまちゃん」ほど大きくはならなかったが、その穏やかな気性と人懐っこさで、ケルビナの性格をほんの数か月でおっとり型に変えた。エレメンツのメンバーはみなこの猫が好きで、よくケルビナの部屋に遊びに行き、中にはそのままとまりこむのもいた。
 この猫はあまり長生きせず、ソラリス崩壊のときには既に生きていなかったが、ケルビナは一応、その後もおっとり型で通している。


17000HIT THANX!

D51小竜様にささげます。

図書室に戻る。