ア・ソウル・オブ・カールファンズ3


2001/10/03更新

 いやなに、久しぶりに読み返してみたらとっても面白かったさ!...笑。今どき珍しいアツイ女だぜ19ra!!...笑。
 しかし続編発売が2月にせまっている今、なにか漠然とした危機感を覚えたりするので、この当サイトのメインページ(そのくせ裏...笑)について若干の見通しをつける必要性も感じたり。というのは続編がカスなら別にいいんだけど、もし名作でしかもハマったら「三年前の情熱」が「今のコロビ」にたちうちできるとは到底思えませんからな。 
 それでまだ書き忘れている「分野」についてちょっと整理しておこうとおもいます。昔のように熱く語れるかどうかは...何しろパラレル書くと一気に「末期化」してしまうもので....これも一抹の不安を感じますが、ケリをつけないのもあまり好きくないので一応。

9 カーラン・ベッカ−
 カールを人間から妖怪に蹴落としやがったあのエピソードについて。
 ま...人間でなくてもいけどね、今更、別に。ついでに陛下の件も書きたいですな。できることなら。

10 カレルレン
 カールの件を唯一の心残りとして旅立って行った尻の綺麗な男について。
 これについては冷静なときに書きたいですな...。わたくしはこの方はカールに関する最終責任者でかつその責任を放棄した人だと思っているのですが、それがかれの事情が許す限りで最善だったことも確かだし、泥かぶって犠牲を出してでも物事をやり遂げる人がいなければ大業は為せないということもわかるので。あまり失礼なことは書きたくないです。

11 無敵艦隊の敗北〜ヴァンダ−カム物語〜
 書くかどうかわからない。…というかカールには関係ない可能性がある...笑。わたしにとってヴァンダ−カムはいわゆる「愛着のないキャラ」なのですが、多分カールの「下」に設定されたであろう数少ないキャラの一人として若干の敬意を表したいです。

...てなつもりです。


9 カーラン・ベッカ− 2001/10/05

 カーラン・ベッカ−については本編のどこにもなんの影もない。パーフェクトワークスを買った人だけが知る衝撃の裏設定というわけだ。もしも「全体の調和」ということをハナシつくるとき一度でも考えたことがあるタイプの人ならば、それは賢明な処置だった、とコメントするしかないだろう。カールに対する多くの女性ゼノラーのスタンスはこうだ、
「うざい・どうでもいい・かかわりたくない」。
それでも人間(含む亜人)の範疇にとどまっていればこそ、
「でもたちなおったあと仲間になって一緒に戦いたかったよね、エレメンツの女の子とかも」
という一応の敬意みたいなものが表出することもあるのだ。...まあ大方わたしのごとき「物数奇」に対する一抹の同情のためなのであって実際のところカールのことなど彼女たちはどうでもいいということにかわりはないとはいえ、それはそれで有り難いことである。
 だがカーラン・ベッカ−くんが「被害者」になってくれたおかげでカールの株は更に悪いイメージとなった。…ただでさえついて行けないのに、もうここまで来ると異次元です、とまあそういうことだ。みなさんサヨウナラ。また別のジャンルで会ったら仲良くしてね。
 ...と思うのはヘヴィなカールファンだけなのであって、実はカールなんかどうでもいい人が例のSSを読むと、カールの部分はさらっと流して読むわけで、あれは「ちょっと洒落た、シグルドが素敵な物語」となる。そもそもカールの評価なんてそれ以下にはさがらないところまで下がっているから今更気にもとめない。下手をすると「ああやっぱり、人間外か、どうりで」ということもある。
 ...なさけない。これがあのゲームとムックで出来上がったカールの評価だ。たとえば大手の××さんや○○さんがいなかったら、きっとカールは女たちの間で妖怪のままだったことだろう。
 んでもってこんなに酷評しているが、私はあの物語は好きである。喩えて言うなら「歌詞は言語道断だが曲はいいのよねえ」という流行歌みたいなもので、物語というのはそういう恐ろしい効果をもっている。
 世の中には「書かない」「出さない」という選択肢もある。ただ「遺棄されたラメセスがどうやって生き残ったのか説明がないと突っ込まれそうだから」なんて理由であの設定作ったなら、思いきり批難してやりたいものだ。
 ところで本当にそんな理由であれが設定されたのかどうかはこれまた一抹の疑問だったりする。というのはゼノギアスには「相反するものの統合・同化」みたいなテーマがそこかしこにあるわけで、つまり「足りない部分を異質な物をとりこむことによって補い、完成に近付く」というストーリーが必ずどこかで展開されている。たとえばデウスシステムが部品として人間や亜人をとりこんでいくし、カレルレンは遺跡の太古のナノテクをロストパーツとして探し求めている。そういう観点からいくと剥き身の魂として捨てられたラメセス君が肉体という「器」を求めるのは必然なのであって、そのこと自体はテーマと矛盾しない。....てゆーか「矛盾しないように処理してああえらかったねこれで突っ込まれても安心だよ」とか嫌がらせを言いたい、というのが私の本音だが、本音ばかり言うのもどうか(もうおそい...笑)。
 何かわたしのなかでは、カールは作中でも外側でも「生け贄」にされた、という観が、いつでも非常に強い。
 ところで生け贄といえば塔で生け贄のシステムの話を多少ファンタジックに書いたがあのシステムって別に「若い男を生け贄にして盛り上がるお祭り」なんかなくても、この文明社会でも、十分に人間は活用できるし現にしているのだ、という歴史的イベントが今まさに世界を巻き込んで進行中ですね。あれを毎日ききながら、塔の国の神殿を思い出せた人がいたら私は嬉しいです。いじめや差別もわりかしそういうシステムに関係している場合があります。

 さてラメセス君の遺伝的オリジナルであるカイン陛下ですが、実はわたくしめは彼について大変に疑問に思っていることがあります。(いやマスクの下もそりゃ疑問だけどね...笑)つまりラメセスくんに出来たあのウルトラCはカイン陛下もできてしかるべきなのではないかと...笑。つまりあんな古いお体使っとらんでミァン様よろしく「まえのは古くなっていたのだ」とか言って若いピチピチのに取り替えようと思えば取り替えられたのではないかと...。フルコースやらんでも、半分くらいはカレルさんにナノテクで手伝ってもらって、死体を蘇生して使ってみるとかいろいろあるとおもうのですが...。やっぱり御自身のお体を大切に使うことが人類愛のはじまりということで、しなかったのでしょうか...。いいひとかもしれない...。


10/8更新

ところで久しぶりにカールをあんあん言わせたい?...たまにはシグルドで。→YES!

NOの方は↓方面へ。


10、カレルレン(2002/7/16更新)

 いろいろ考えましたが、TAKE ME HIGHERなるコピー誌からトークを再録することにします。一部改稿です。

(ていくみはいあーの発行は2001.10.10でした。)

カレルレン様でございますが。
 なにしろカールファンにとっては非常に扱いの難しいお方でして。下手にかくと「酷い扱い」になりかねない。しかし事情が事情なので悪し様になるのも失礼だし、それにしてもここまでシタンにあからさまに曲者よばわりされているのも彼だけだったりして、ヒ×ラム人間にとっては本当に「難しい方」ナンバーワンでございます。
 500年前ラカンやロニとつるんでいた青いカレル様には、あまり物事のふっきれていなさそうなアツイ御様子や、恋敵ラカンとぽつぽつ話す妙に色っぽい御様子に心引かれるものがあり、また「カール問題」以前。(大ラッキー)。
 しかしなにしろ「シタフェイすら普及しなかったこのサッポロでカレラカをか…」みたいな疲労感があり、ついにかかずに3年すぎました(笑)。でも興味はあったり(笑)。ロニカレとかもどうですか?! 2人立ってると凄く絵になると思いませんか。しかしなんでロニは青カレル様のこと「カレル」なんて愛称で呼ぶのでしょう...笑。ラヴリな仲かもしれませんv なんにせよ青カレル様の「こんなところでおわってたまるか!」みたいなオトコラシサは心引かれるものがあります。あんなかわゆい顔なのに。あ。青カレル様の話は激烈カールファン魂の発露であるこのページの主旨からはずれてますな...汗。
 500年後の白カレル様ですが、カールの人生から彼を排除するのはまず不可能なわけで。カールは何らかの形で「カレルの件」について決着というか折り合いをつけなければ多分やりきれないだろう…と思ったりはしています。「金輪際縁をきってはればれと自由の身」というエンディングのゲームブックも、「許してあげる」という心優しいカール像もウェブ上にはあるわけなのですが、ISSO-がどっちなのかは自分的にもよくわかっておりません。カールファンとしては結果はどうあれ、壊れて一悶着するのこそがカール、という気はしていますが。
 


11 ヴァンダ−カム(2002/7/16更新)

 では番外編ということで。

 カールが登場するシーンでヴァンダ−カムはいきなりクソミソに叩かれる。
 なんだってあんな目にあうんでしょう。後の戦闘シーンでヴァンダ−カムの部下がいろいろ言ってもヴァンダ−カムは耳もかさない。またカールの登場前にはシャーカーンが悪役としてプレイヤーの脳裏に登録済み。そのシャーカーンと一緒にクソミソにけなされるヴァンダ−カム。...そのあたりででカールの罵詈雑言が正当化されている気がする。
 罵詈雑言吐いて、プレイヤーのストレスかっとばすなどという美味しい役所は、カールにはこのあとは金輪際なかったりする...汗。ある意味最底辺でカールの価値を唯一ささえてくれるキャラ、それがヴァンダ−カムだ。...有り難いことである。カールファンはヴァンダ−カムとシャーカーンには足を向けて眠れない。
 しかしカールが立ち去ったところで、ミァンがててててっとかけよっていって、ヴアンダーカムになにごとか囁いている?!なにを言っているのだろう、ミァン! アフレコしてみよう!

「ヴァンダ−カム、お久しぶりね。」

 最初は、まあこれでいいだろう。つぎ。多分カールがやりすぎてゴメンみたいなことを言っているはずだ。しかしカールの副官としてハッキリ言うわけにはいかない。だからこんなのは不可だ。

×「ごめんなさい、カールったら言い過ぎよね。あいかわらずぶっきらぼうなのよ、あの人。」
×「カールったら突然赴任がきまったものだから、なんだかピリピリしてるのよ。」

 ましてこんなのは駄目をとおりこして危険だ。
×「困った人なの、カールったら。いつも本当のことしか言わないのよ?」

 カールについてあれこれ言うのはカールのカノジョとしてもちょっと罰符なきがする。現実世界ならここでカレシをこき下ろす人も多いのだろうが...笑。カレシを叩いて自分の株値を維持するわけだが、ミァンとしてはむしろ自分の株を下げてでもカールをたてておく必要がある。つらい。要テクだ。とりあえず、カールの話ではなく、ヴァンダ−カムの話をしてみる。
 でもこんなのは駄目だ。

×「あなたもああいうこと言われないようにならなきゃいけないと思うわ。」
×「ギア戦の練習相手してあげましょうか。」
×「あなたったら昔からいつも虐められっこね。フフフ。」

 そうではなくて、…要は恥をかかされた彼を軽くいたわっておけばいいのだ。あまり詳しく本当のことを言ってはだめだ。曖昧に…ふわんと…。

「…いろいろ大変だったのね、本国で聞いたわ。」

 …こんなところだろう。余計なことは言わずに、言葉に情感をこめて、意味深に響かせるだけのほうが効果的だ。そもそも長台詞を言ってる暇は無い。あとはシメだ。しかしこのままではヴァンダ−カムが何か誤解するかもしれない...笑。とりあえずカールの名前もだしておく。

「…わたしもカールと一緒にアヴェに滞在することになったの。引き継ぎとか、あとでよろしくね。」

 意識を前に向けさせて、と。まあこんなもんだろう。
 …ミァンも大変だ。...笑。

 しかしひょっとして、カールってばヴァンダ−カムがユーゲントの同期だったから歯に衣着せぬ言い方したんだったりして...汗。そうしたらミァンのフォローは…

「ヴァンダ−カム、…お変わり無いのね。…お互い様だけど…。」
 …♪あいかわらずな〜僕ら〜♪
 …友達ではなさげですが。カールって勝負ごとに弱い人嫌ってるみたいだから...汗。てゆーかきっと「自分が負けること」考えさせられてイヤなのかもしれませんね。



さて、長くなりました弁論大会でしたが、こんなところでしょうか。

また何かの拍子に語りだすことがないとも言えませんが、 

今日のところは、ここまで。 


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